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湯浅克俊 個展 VR

Solo Exhibition by Katsutoshi Yuasa

湯浅克俊 個展 VR

会  期

2021年10月9日(土)~10月30日(土)
12:00~19:00

日、月 休廊 Sunday, Monday Close

 


同時開催 湯浅克俊個展「WORK IN PROGRESS」

2021年10月2日(土)~10月24日(日)
土、日、月のみ開廊 13:00~18:00

NAZUKARI WAREHOUSE
千葉県流山市名都借827-3
東京メトロ千代田線(JR常磐線各停)「南柏」駅西口より徒歩15分


 

YUKI-SIS では、2021年10月9日(土)より、湯浅克俊個展「VR」を開催いたします。YUKI-SISでは今回8回目の個展となります。今回は同時開催として、湯浅が普段シェアアトリエとして利用しているNAZUKARI WAREHOUSEにて、近年の代表作とともに現在制作中の大作をご覧いただくことができます。

 

1978年生まれの湯浅克俊は、武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒業後、渡英。2005年ロイヤルカレッジオブアート(ロンドン)修士課程終了。日本のみならず、イギリス、ドイツ、中国など数々の個展を開催、世界のアートフェアなどにも出品。近年では、名古屋市美術館、横浜美術館で開催された「モネ それからの100年」展に出品し、多くの観客に彼の卓越された作品を印象づけました。

 

日本の伝統芸術の一つともいえる木版画、写真とデジタル技術とが融合した湯浅の作品は、2022年4月からイタリアで行われるヴェネツィア・ビエンナーレと同時期に開催される大規模な展覧会に招聘されています。

 

Bridge

Bridge

 

 

ここ最近、湯浅は木版画の持つ自然サイクルの持続性に関心を持ち、環境問題にも目を向けています。アーティスト自身が作品制作に使用する素材や技法に気を配り、環境への負荷が少ない方法を選択することは現在大きな関心事項となっています。 江戸時代に広がりをみせた浮世絵に始まる木版画は、「作画、彫り、摺り」と当時はそれぞれ分業で制作されていましたが、彼はこの作業をすべて自身で行います。加えて湯浅は今回、福島県西会津町にて伝統的な手法で和紙を作り、その紙に作品を摺るという、すべてを自身で制作することに挑戦しています。この経験が、今後の彼の制作に多大な影響を与えることは間違いないでしょう。YUKI-SISでは、今年制作した新作をご覧になれます。

 

 

Artist Statement

 

Artist Note】

 

今年の八月、私は伝統的な手法で和紙を作るという機会に恵まれ福島県西会津町を訪れた。原料となる楮を煮て、皮を剥ぎ、繊維を叩いて、チリを取り、紙を漉く。漉いたら水分を絞って、板に張り付け天日に干す。緑が鮮やかな西会津の自然の中で過ごし、楮と水と光を使って和紙を作る。この貴重な経験は私を大きく変えた。これまでも普段使っている道具や材料がどのような手法で、どのような原料で出来ているのか知ることは制作者としての責任のように思っていたが、実際に体験してみてもう一段階深い理解に繋がった。


私は新作としてYouTube上でコロナ禍に流行ったバーチャルライブウォークを元にした木版画を制作した。ロックダウン中のロンドンはたくさんの人が外出し、公園は多くの人で溢れていた。かつて住んでいたロンドンの街が恋しくなり、知っている場所が映ると懐かしく、できることならば今すぐにでもその場に行きたいと思うほどだった。しかし、このような映像を楽しんだ後に残る感情は虚しさのみで、何も満たされることはなかった。そんな満たされない感情を制作に向けた時、板を彫る間に脳内には様々な思い出や風景が浮かび、まさにVirtual(実体・事実では無いが本質を示すもの)と言えるほどのもう一つのReality(実際にある、または起きるということ)を感じることが出来た。

 

湯浅克俊

 


 VR London2

VR London2

 

Rhythm1

Rhythm1

 

 


 

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