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湯浅克俊個展

湯浅克俊 個展

「魂の自然な動きはすべて物質における重力の法則と類似の法則に支配されている」

Katsutoshi Yuasa Solo Exhibition "Gravity and Grace"

 

会  期

2017年5月13日(土)~6月3日(土)
12:00~19:00

日・月・祝日休廊 Closed on Sunday, Monday

 

オープニング レセプション パーティ
2017年5月13日(土) 18:00~20:00

 

YUKI-SIS では、5月13日(土)より、湯浅克俊個展「魂の自然な動きはすべて物質における重力の法則と類似の法則に支配されている」 を開催いたします。

 

1978年生まれの湯浅克俊は、武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒業後、渡英。2005年ロイヤルカレッジオブアート(ロンドン)修士課程終了。日本をはじめイギリス、ドイツなどを中心に活動し、すでに欧米での個展も多く経験、数々の世界的なアートフェアなどにも出品。日本の伝統芸術の一つともいえる木版画、写真とデジタル技術とが融合した湯浅の作品には、現在、世界中の注目が集まりつつあります。

 

 

Baroda 4 版による⽔性⽊版

Baroda 4 版による⽔性⽊版

 

 

色の表現法の一種でもあるCMYK、すなわちシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4成分を、4色それぞれの版を作り、透過する水性インクを使用し摺ることにより、カラーの木版画を完成させたCMYKシリーズ。
高度なカラー印刷技術が蔓延する現代において、この作品は一見当たり前のように見えがちですが、原点に立ち返り、色を分解し、4色の配合をアナログの木版画の技術で再現しているこの湯浅の技術と行為は、驚くべきものです。
便利になった現代、遠い昔は魔法のように思えた事が当たり前に私たちのまわりに存在し、疑問さえ持つことも忘れてしまいました。目に映る、日常の当たり前の景色も、季節ごとに日々少しずつ変化していきます。そのうつろいさえも、私たちは手元のことに忙しく、気づくことを忘れてしまいました。
湯浅の作品は、「時間をかけて事象を見る、反芻しその存在を考えること」が基本に制作されています。彼の手作業自体がそうだからです。

 

私たちの心から日々の現象に対する疑問や気づきが消えてしまった今、湯浅の作品は、何か大切なことを語りかけてくれるようです。

 

 

CMYK#1

CMYK#1

 

 

Between man and matter 1

Between man and matter 1

 

 

Artist note

 

5回目となるYUKI-SISでの個展では、新作木版画を約10点展示します。展覧会タイトルは、1943年、34歳の若さで亡くなったフランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユが書いた『重力と恩寵』の冒頭部分の引用です。ヴェイユは、世界は人の魂を低き(悪い方向)に押し流していく「重力」に支配されているが、その重力を抜け出して魂を上昇させるためには自助努力ではなく、神の愛をただ待つしかない、という。しかし、様々な宗教、信仰を原因とする争いが絶えない現在の世界で、神の手を純粋に信じながら虐殺された子供たちやその母親をニュースで見た時、自分の幸福や世界の正しさとは無関係にただこの世界を愛することが果たして出来るのだろうか。私はただ祈りながら待つのではなく、作品を作りながら重力に抗いたい。

湯浅 克俊

湯浅克俊

Bobbin 1 ⽔性⽊版

 

湯浅克俊

Bobbin 2 ⽔性⽊版

 

湯浅克俊

Bobbin 3 ⽔性⽊版

 

湯浅克俊

Bobbin 4 ⽔性⽊版