様々な表現方法で活躍する作家4人による、モノトーン作品のグループ展
Colorless but Colorful
白と黒の中には無限の色彩が広がっている。
全ての色を反射する白、全ての色を吸収する黒。
七色に輝く世界が白と黒の中では混在し、視覚から飛び込んで来たそれらの色達は、私たちの意識の中ではじけていく。
そして様々な表現方法によって白と黒の世界は、さらに彩りを増していくことだろう。
会 期
2018年4月27日(金)~5月5日(土)
12:00~19:00
※期間中4月30日(月)休廊
(出品作家)
坂東里佳(墨、リトグラフ)、樹乃かに(ペン画)、林明日美(銅版画)、中嶋明希(金属)
会期中のご連絡先は下記までお願い致します。
企画/制作 小泉有紀
TEL:090-7429-0930
Mail:mocha-mocha@jcom.home.ne.jp
Artists
坂東里佳
リトグラフ、墨などで描かれた作品は、綿密な設計を元に、繊細で柔らかく表現されている。
坂東里佳
Deep inside the skin
【略歴】
個展
- 2017年
- 柴田悦子画廊、東京 ーDeep in the Puddle
- 2015年
- FLOWMOTION cafe Gallery、帯広 ー板東里佳 Small Works
- 2915年
- 柴田悦子画廊、東京 ー the still of Water
- 2012年
- 高島屋 東京店、新宿店巡回展 ーBeyond Windbreak/板東里佳展
- 2010年
- 柴田悦子画廊、東京 ー 内倉ひとみ/ 板東里佳展
- 2010年
- 弘文堂画廊、帯広 ー 二人展 板東里佳/内倉ひとみ
- 2009年
- 柴田悦子画廊、東京 ーShadows of color - 板東里佳展
- 2007年
- 柴田悦子画廊、東京 ーLight Petals - 板東里佳展
- 2006年
- 弘文堂画廊、帯広 ー 板東里佳展
- 2005年
- イセザキモール·コイチ、横浜 ー 板東里佳 リトグラフセレクション
- 2004年
- 柴田悦子画廊、東京 ーJacob's Ladder
- 2003年
- 柴田悦子画廊、東京 ー 板東里佳展
- 2002年
- ノーブル・ホライズンズ、コネティカット
- 2000年
- 柴田悦子画廊、東京 − New York Stream I 弘文堂ギャラリー、北海道
- ウェーブ・ヒル・ハウス・ギャラリー、ニューヨーク
受賞
- 2011年
- The EC Lyons Material Award, SAGA 78th メンバーズ・エクジビション、プリンスストリートギャラリー、ニューヨークシティ
- 2008年
- Honorable mention、フットプリント・第1回インターナショナルビエンナーレ ーセンター・オブ・コンテンポラリー・プリントメイキング、コネティカット
- 2006年
- Irwin Rosenhouseアワード、ナショナル・メンバーズ・エクジビション・ソシエティ・オブ・アメリカン・アーティスト、セルビーギャラリー
- Lina L. and Steve Owens パーチェイス・アワード、デルタ・ナショナル・スモール・プリント・エクジビション アーカンサス・ステイト・ユニバーシティ
- 2004年
- パーチェイス・アワード、18回パークサイド・ナショナル・スモール・プリント・エクジビション ユニバーシティ・オブ・ウィスコンシン
- スモール・ワークス・アワード、スモール・ワークス 2004、ザ・メリーランド・フェデラション・オブ・アート
- 2001年
- ベスト・オブ・ショウ・アワード、ミニ・ワークス・オン・ペーパー、ジャクソン・ユニバーシティ・デパートメント・オブ・アート、アラバマプリントアワード、スモール・インプレッション、ニュージャージー・プリント・メーカー・カウンシル、ニュージャージー
- 2000年
- レッド・ドット・アワード、アート・スチューデント・リーグ、ニューヨーク
- 1999年
- ジェイムズR・アンド・アンS・マルシュ・メモリアル・パーチェイス・アワード、ナショナル・ジューリード・プリント・エクジビション、ハンタードン・ミュージアム、ニュージャージー
コレクション
ニューヨークユニバーシティ ラングーンメディカルセンター<
ニューヨーク市立図書館(ヒューマニティ・アンド・サイエンス・ライブラリー)
茅ヶ崎美術館、神奈川
ハンタードン 美術館、ニュージャージー
アーカンサス・ステイト・ユニバーシティ
ユニバーシティ・オブ・ウィスコンシン
グアンラン美術館、中国
アート・スチューデント・リーグ、ニューヨーク
アルバニー・プリント・メーカー・カウンシル 、ニューヨーク
六花亭製菓株式会社
株式会社パーペル
十勝毎日新聞社
柴田悦子画廊
樹乃かに
リトグラフ極細のペンで細密に描かれたパターンと現実や空想の動物たちが独自の世界に誘う。
デジタルドローイングも得意とし、猫の作品も多く発表している。
樹乃かに
Nanoalienamongus
【略歴】
東京生まれ/東京在住
広告イラスト/装丁・装画などのイラスト制作/
イラストレーター/デザイナー/展示・イベントグラフィック等のイラスト制作/
Macインストラクター(デザイン講師)
2007年~個展開催・グループ展参加
以後、年2~3回の個展開催、4~5回のグループ展に参加しております。
【描画方法】
動物をテーマにして、手描き(ペン画)とデジタルドローイング(手描きをデジタルに取り込んで着彩、ドローイングをして特殊な紙に出力しエディション形式て原画を制作)で発表しています。
【展示ギャラリー/個展】
土日画廊 ATR M.(東京・新井薬師)
リベストギャラリー創(東京・吉祥寺)
ギャラリーFace to Face(東京・吉祥寺)
ギャラリーあといず(東京・吉祥寺)
みるめ(東京・調布)
カップ麺ギャラリー(東京・四谷)
ニコハウスSolar Gallery(東京・吉祥寺)
谷中・ギャラリー猫町(東京・谷中)
ガレリア青猫(東京・西荻窪)
【展示ギャラリー/グループ展】
あとりえ萬(東京・国立)
ねこのや(東京・表参道)
みるめ(東京・調布)
YASUTAKE(東京・八王子)
ギャラリーFace to Face(東京・吉祥寺)
井の頭画廊(東京・吉祥寺)
ギャラリー悠玄(東京・銀座)
梅庵(東京・梅ヶ丘)
来舎(東京・高円寺)
アートスペース エリコーナ(福島県いわき市)
林明日美
銅版画の中でもメゾチントで制作をする彼女の作品は、深い黒が印象的で、細密なモチーフとのコントラストが美しい。
昨年のノルウェー滞在でさらなるインスピレーションを得て、今後も活躍が期待される。
林明日美
花火
【略歴】
1985年東京都出身
2009年武蔵野美術大学油絵学科版画コース卒業
2011年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース修了
個展
- 2018年
- 『林明日美 銅版画展』 (Artspace 88/東京)
- 2017年
- 『Entrance』 (Jalk coffee/ 東京)
- 『花束』 (ガレリア青猫/ 東京)
- 『現れては消える滝』(Gallery 子の星/東京)
- 『羽ばたかずに飛ぶ鷗』(Gallery Cafe 3 /東 )
- 『空中で消える雨』(JINEN Gallery/東京)
- 2016年
- 『林明日美 銅版画展』 (Artspace 88/ 東京)
- 『夢』(JINEN Gallery/ 東京 )
- 『あたたかな闇に』(ガレリア青猫/ 東京 Gallery/東京)
- 2014年
- 『ある日の夢』(Gallery 子の星/東京)
- 2013年
- 『eyes』(OPA Gallery/東京)
- 『どこにいるのか』(Gallery 子の星 /東京)
- 2012年
- 『林明日美個展』(巷房/ 東京)
グループ展等
- 2018年
- 『NEW+S』展(ガレリア青猫/ 東京)
- 2017年
- 『アートは福笑い』展(ガレリア青猫/東京)
- 『ねこの詰め合わせ』展 (ガレリア青猫/東京 )
- 『ONE MAN SHOW』(ガレリア青猫/ 東京 )
- 2016年
- 『一点豪華主義』展(ガレリア青猫/東京)
- 『green premonition/ 緑の予感』(JINEN Gallery/東京)
- 『静かな奥行き』(YUKI-SIS/東京 )
- 『ねこの詰め合わせ』展 (ガレリア青猫/東京)
- 『コレクターとコレクション』展 (anoano Gallery/東京)
- 『第8回詩意家居版画展』(杭州市/中国)
- 『日本版畫家邀請展』(上海市/中国)
- 『夜を傍らに - 田中涼子・林明日美2人展』(Gallery Cafe 3 /東京)
- 『しずけさのなかで - 斉藤和子・林明日美2人展 -』(Court Gallery国立/東京)
- 『蔵書票展』(f.e.i art gallery/神奈川)
- 2015年
- 『The HANGA Show』(伊勢丹浦和店7F プチギャラリー/埼玉)
- 『Whole Art Catalog』(Gallery FACE TO FACE/東京)
- 『yellow/reflect/sign』(JINEN Gallery/ 東京)
- 『Contemporary Japanese Printmakers』(Davidson Galleries /アメリカ)
- 『つくるひと × つかうひと × みるひと』展 (Gallery 子の星 /東京)
- 『ねこの詰め合わせ』展 (Gallery FACE TO FACE/東京)
- 『森のしるし』(Gallery 子の星 /東京)
- 『私のなかのアンデルセン』(Gallery 惺 SATORU/東京)
- 2014年
- 『Surprised Valentine~ カードと小さい版画展』(Gallery Uehara/ 東京)
- 『どうぶつ四「獣」奏』(Gallery FACE TO FACE/ 東京 )
- 2013年
- 『25×25 Contemporary Japanese and Australian Printmaking』(オーストラリア)
- 『どこにいるのか』(Gallery 子の星 / 東京 )
- 2011年
- 『ART STYLING WITH NOS 青山VIII』(NOS 青山/ 東京)
- 『 Triangel Graphic project』(ドイツ )
- 『 Little Christmas 2011』( 全国約 30 カ所の画廊、以降毎年出品 )
- 2010年
- 2 人展『夜の音と朝の雲』(Gallery AB-OVO/ 東京)
- 第34 回全国大学版画展( 町田市立国際版画美術館)
- 2009年
- 『存在する話』( 清川泰治記念ギャラリー/ 東京)
- 第33 回全国大学版画展( 町田市立国際版画美術館)
- 2008年
- 『晴れときどきくもりときどき雨』( ギャラリーkirari/ 東京)
- 第32 回全国大学版画展( 町田市立国際版画美術館)
レジデンス
- 2017.8
- Kunstnarhuset Messen/ノルウェー
賞歴
- 2015 年
- 『ギャラリーへ行こう2015』( 数寄和/ 東京) 入選
- 2014 年
- 『ギャラリーへ行こう2014』( 数寄和/ 東京) 入選
- 2012年
- 『第一回FEI PRINT AWARD』 (FEI ART MUSEUM YOKOHAMA/ 神奈川) 入選
- 2010年
- 日本版画協会第78 回版画展( 東京/ 京都) 入選
収蔵
町田市立国際版画美術館
上海半島美術館 / 中国
Hambis Printmaking Museum / キプロス
中嶋明希
植物と動物を融合させた、金属であるにもかかわらず柔らかさを醸し出す彼女の世界観は独創的で優しさでに溢れている。
中嶋明希
は
■略歴
- 2002年
- 平山郁夫賞 受賞(東京藝術大学)
- 2005年
- サロン・ド・プランタン賞 受賞(東京藝術大学 卒業制作)
- 2005年
-
- 東京藝術大学 美術学部 工芸科 卒業
-
- 2007年
-
東京藝術大学大学院 美術研究科 修士課程 工芸専攻 鍛金研究分野 修了
- 2007年
-
第回公益財団法人美術工芸振興佐藤基金 淡水翁賞最優秀賞受賞
- 〜2018年
- 東京藝術大学美術学部工芸科 鍛金研究室 非常勤講師
■個展
- 2016年
- 中嶋明希展 ~めをつける~(galerie/H/東京)
- 2015年
- 中嶋明希展 ~うごきだす~(GALLERY FACE to FACE/東京)
- 2015年
- 中嶋明希展 THE GARDEN~よそおう~(galerieH/東京)
- 2012年
- 中嶋明希展 The GARDEN(六花亭 福住店/北海道)
- 2010年
- 中嶋明希展 The GARDEN(松本空港ターミナルビル/長野)
- 2008年
- 中嶋明希展 (RECTO VERSO GALLERY/東京)
-
近年のグループ展
- 2017年
- みなの衆-東京藝術大学鍛金研究室で学ぶ-(LIXILギャラリー/東京)
- ガレリア青猫の冬のアートフェア (ガレリア青猫/東京)
- My Creatures「私のいきもの」展 (ガレリア青猫/東京)
- 異形の宴 ーめばえのかたちー (松本市美術館/長野)
- 青猫のArts&Craft展 (ガレリア青猫/東京)
- 第33回 淡水翁賞受賞者展 (壷中居/東京)
- 2016年
- 一点豪華主義 (ガレリア青猫/東京)
- 中嶋明希展 (MIDORI長野/長野 )
- UCA×GEIDAI"MATERIAL SYMPHYSIS (The Foyer Gallery UCA and The Craft Study
- Center,Farnham/イギリス)
- SICF17 (Spiral hall /東京)
- 若手工芸作家国際展 第二回 薪技芸・炎(東京藝術大学大学美術館 陳列館/東京)
- My Creatures - 私のいきもの展 - (ガレリア青猫/東京)
- 中嶋明希展(あぐり/長野)
その他多数
◆ 企画・開催に寄せて◆
■小泉有紀プロフィール
1987年 武蔵野美術大学 日本画学科卒業
化粧品会社で商品企画、マーケティング職を経て、2016年退職
現在フリーでプランニング活動中。
YUKI-SISで2回目の企画となる今回は、モノトーンの作品を選びました。
版画や墨、ペンで描かれたモノトーンの作品を観ていると、白と黒の世界の奥深さと、隠されたカラフルな色を感じます。また、表現方法による白と黒の色味の違いも興味深いものです。
「白や黒は色が無いのではなく、様々な色が入り交じっての白や黒なのだ」と、美術の勉強を始めたばかりの受験生時代に、当時の恩師である日本画家・千住博氏に言われたことを思い出します。
全ての色を反射する白・全ての色を吸収する黒、そんな作品達の「カラフル」を感じていただければ幸いです。