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川崎 広平 Kohei KAWASAKI
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JAPANESE
 
川崎 広平

製作の進め方は、細部の部品あるいは要素の見え方を想像し、それを実際に作るためにはどうするか、から始まる。その細部の要素に、規則性をもたせ連続させたり組み合わせて結合する。その要素が集合した物の見え方に変化をもたせるために、外側の形が決まったり、あるいは部品の形や立体として成立させるための構造や技術的な制約などによって自然に形が決まってしまったりもする。

この様にしてできた立体は、生物の細胞と外観の関係や、構造からくる建築物の形、工業製品の内部構造と外部形状の関係などにも似ているのだが、これは純粋に意図的なものではない。
何かのイメージを素材を使って実在させるために立体を製作しているというよりも 要素を組み合わせていくことでどの様に進展するかに興味があり 最終的な形状の予想はついておらず 偶発的な見え方を期待しているともいえる。